1948-11-27 第3回国会 参議院 人事委員会 第5号
極端は極端に通ずるのでありまして、法的な措置のみによつて、一應政府職員の待遇というものを押付けてしまう。あとの生活保障の見通しもつけないというのでは、これは総理大臣が今日は見えておりませんが、総理大臣の言葉を以てすれば、労働者を政治的目的のために煽動して行く、不運の輩ということを言つております。そういう者が仮にあるとしますれば、そういう者の乗ずる機会を政府みずからが作るのであります。
極端は極端に通ずるのでありまして、法的な措置のみによつて、一應政府職員の待遇というものを押付けてしまう。あとの生活保障の見通しもつけないというのでは、これは総理大臣が今日は見えておりませんが、総理大臣の言葉を以てすれば、労働者を政治的目的のために煽動して行く、不運の輩ということを言つております。そういう者が仮にあるとしますれば、そういう者の乗ずる機会を政府みずからが作るのであります。
それが運用の上で能率に影響するという点もあるのじやないかということも考えますので、まあ一應政府職員ということには決まつておりますけれども、そういう運営上の必要、能率を挙げる必要等から言つて、これは改める必要があるというならば、十分お考えになつて、進んでお改めになるということもお考え願いたい。そういう点を私は希望いたしております。
千八百円に一應政府職員の給與水準を引直しまして、それで追加予算を彈いておることは御指摘の通りでございますが、ただ千八百円水準が政府職員の現在における給與水準として適当であるかどうかという点につきましては、勿論國会の方におきましていろいろと御意見もおありだろということを御想像申上げる次第でありまするが、そういつた問題は実はこの二百円の金が組合側の方も非常に支給を急いでおり、政府の方としても成るべく早く